2017年発売 Ghost Recon WildlandsをCO-OPで2人プレイした際の雑感です。
Steam版です。
概要
時は2019年。南米ボリビアを巣食うカルテル「サンタ・ブランカ」の排除を目的としたオペレーション「キングスレイヤー」に米軍特殊部隊Ghostsが投入される。
ボリビアの米国大使館付近で爆破事件が発生し、米国海兵隊2名が負傷。
その後、カルテルに潜入中であったDEA捜査官の死体を写したビデオが当局に送付される。
これらの事件の黒幕がサンタ・ブランカ・カルテルであり、米国はテロリストとしてサンタ・ブランカの排除を決定した。
オペレーションキングスレイヤーは、CIA、DEAに加え、主人公ノマドが所属するJSOC(統合特殊作戦司令部)の合同作戦である。
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南米、特殊部隊、現代戦、そしてジャングルや市街地を行き来できるオープンワールドという最高のシチュエーション。ヨルムンガンドのような雰囲気を楽しめる。
使用できる武器や兵器の種類も豊富で、ステルスプレイからド派手な制圧戦、遠距離からの狙撃など様々なプレイスタイルで作戦に臨むことができるのだ。
ストーリー全編がシングル / マルチ双方に対応しているクールな設計なので、メインストーリーをCO-OP2人プレイで進めていくことにした。
キャラメイク
豊富な迷彩柄の装備を選べるキャラメイク。男性、女性から選べる。
本作は主人公がよく喋るが、キャラメイクの時点でボイスの確認はできない。ゲーム開始後でも変更できるので、気軽に設定しよう。
この手のゲームはキャラメイクに悩んでしまうよね。
ボリビアへ
OPムービー直後からすぐにマルチプレイ可能となる。
さっそくチームメイト(友人)と合流して作戦を開始する。
初期装備はアサルトライフルP416、サブマシンガンMP5、ハンドガンP45T。
隠密部隊だけあって、全初期装備にサプレッサーが装着されている。
最初はアイアンサイトのみだが、武器パーツを回収するミッションでドットサイトやホロサイト、更にはアンダーレール、サイドレール、バレル、ストック等のアタッチメントをカスタマイズできる。
偵察装備は可変倍率の双眼鏡、自分で操縦して敵をマーキングする飛行ドローン、夜間偵察で活躍するナイトビジョンが支給されている。
アンダーバレルやマガジン、マズルなど、自分の手になじむカスタマイズを施そう。
ドットサイトを取り付けるとエイムが容易になる(AK-12の装着例)。
情報収集
1日目はイタクァ地域のカルテル幹部の排除を行う。
SAN値が減りそうな名前ですね。
敵の情報が限られているため、自力で手がかりを収集する必要がある。
破壊工作や盗聴、暗殺によって幹部排除の手筈を整え、見事幹部を排除できれば対象エリアは制圧完了となる。
本ゲームはこのようなメインミッションとは別に、ボリビアでの作戦を有利に進めるためのサブミッションが存在する。
サブミッションでは敵カルテルと対抗する現地の反乱軍を支援したり、カルテルの重要施設を攻撃することで戦況を優位にする。サブミッションの報酬として新たな銃火器や武器パーツを入手できる。
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ボリビア各地をあちらこちらに走り回ると、天候が雨だったり霧だったりと豊かに変化し、雨上がりのドライブは清々しい気分になる。
メインミッションの報酬でボルトアクションライフルM40A5を入手した。
念願のスナイパーライフル。
M40はレミントン700を軍事用途に改修したスナイパーライフル。
A5モデルはサプレッサーを装着可能なバレルを持つ。
初期状態では4倍のACOGスコープとサプレッサーが装着されている。
低倍率スコープのままでは遠距離狙撃には向かないが、サプレッサーによる静かな狙撃が可能で心強い。
夜になれば敵に発見されにくくなり、潜入しやすくなる。
暗所でもナイトビジョンを使うことで有利に作戦を進められるのだ。
サプレッサーを付けた装備で夜間強襲、大好物である。
拠点強襲
ここイタクァ地方のカルテル幹部はエル・ポリト、ラ・ユリ夫妻。
彼らは医者であったが、医者であるゆえに人体の痛みを知り尽くし、また意識を保たせ続ける手段を知っていた。カルテルは尋問のエキスパートとして彼らを迎え入れた。
死亡したDEA職員も、彼らによって尋問されていたことが分かっている。
エル・ポリト、ラ・ユリの拠点を強襲し、両名を排除する。
地下にある尋問所で2人は仕事をしており、静かに護衛を排除して追い詰める。
狭い室内での戦闘となるため、ショットガンやサブマシンガンが有効である。
これにてイタクァ地方を解放完了!
プレイしてみて
さて、今回はイタクァ地方の幹部ユリとポリトを排除したが、彼らは敵カルテルの護衛部門と呼ばれる部門に属している。
カルテルは生産、密輸、護衛、プロパガンダの4つの部門で構成され、各部門は4,5名の幹部によって組織されている。今回の作戦では全部門の幹部を排除し、組織の頂点に立つボス、エル・スエーニョを逮捕することを目標としている。
ミッションを進めると様々な種類の武器が使用できるようになり、自分の好きな銃が見つかったり、好みのアタッチメントでカスタマイズして作戦に臨める点がこのゲームの醍醐味であると感じた。
自分の好きな方法で移動し、潜入し、排除できるゲームの自由度を持ちながら、各作戦がミッションとしてしっかりと背景説明/設計されていてプレイが楽しい。やりごたえがある良いバランスだった。
本作の特徴としてマルチプレイによる最大4人でストーリーを進められるCO-OPモードがあるが、これが世界観とオープンワールドのゲーム性に絶妙にマッチしていた。敵が密集する屋内への突入や、ツーマンセルで行動する敵への狙撃をする際など、連携して敵を倒す場面で特にマルチプレイの楽しさを味わうことができた。バッチリ連携できるともう最高にクール。Hoo-ah!!!
本作 Ghost Recon: Wildlandsの主人公ノマドのその後を描いた続編となる、Ghost Recon: Breakpointが2019年7月より発売されている。本作をクリアしたらぜひともプレイしたい。